包丁がよく切れない
自宅で使っている包丁が切れなくなったという。安物はやっぱりダメだね、ということになって今度はチョット高いのを熱帯雨林で注文したのだが、冷静に考えてみると使うばかりでメンテナンスしないのだから、切れなくなるのは当たり前だろう。高級な包丁を買ったところで使っていればだんだん切れなくなっていくのが道理だ。
包丁を買うついでに包丁研ぎ機を買う
自分は砥石製造を生業にしているくせに、包丁をまともに研いだ事がない。いや、研ぎ方を知らんと言った方が良い。 で、これを機会に「家で気軽に包丁を研げるようになろう、砥石屋なんだから」と思い立ち、包丁研ぎ機も一緒に買った。 角砥石よりかなり高いので躊躇したが、たぶんこっちの方が簡単なはずだし、、、。
試す
さて、新しい包丁と研ぎ機が来たので早速試す。チョットお高いステンレス包丁。トマトがすうーと切れる。「うわあ、やっぱり良い包丁は凄いねえ、気持ち良いねえ」などと夫婦で歓声を上げた。次はいままで使っていた安いステンレス包丁。トマトを切っ、切っ、切って、、、切れない。潰れて汁が出る、、、。まあ、判ってはいたが。
切れ味復活
そこで包丁研ぎ機の出番。 研ぎ機や研ぎ方の詳細は後日に譲るとして、研いだその結果は、、、ナント! トマトが気持ち良くスライス出来るではないか! ホンのチョットの作業でこんなに切れ味が戻るとは思わなかった。 包丁買う必要無かったんじゃない? 砥石屋のくせに砥石の力に改めて感心した次第。
包丁が研げれば奥さまにモテモテ
この感動を家内が奥様友達に言うと、そのお友達の一人が「ウチのも切れるようになるのでしょうか。」と包丁を持って来られた。 当然、二つ返事で、だがしかし、チョット険しい顔をしながら研いで差し上げ、トマトを切ってご覧に入れた。「うわあっ」と歓声があがる。マジシャンの気持ちが判ったような気がした。これは楽しいゾ。
多くの奥様達は包丁が切れなくなって困っているはずだ。包丁を研いであげれば奥様達からキャアキャアモテモテ間違いなし!
どうです、そこの取り柄のないご主人、包丁研ぎ機、買ってみては? タノシイですよお〜。