包丁研ぎ機について

 刃物研ぎ機

  「包丁を研ぐ」といえば角砥石。何度か使ったことはあるが、慣れていないので砥石と包丁の角度が一定しているかどうかもよくわからないまま、シュコシュコ擦る。そしてトマトなどを切ってみる。まあ、以前よりは切れるようになったなぁ、という程度であまり感動しない。
 包丁研ぎ機を買ったのは、ガイドも付いており、包丁の角度を一定に固定出来るので失敗が少ないだろうということと、きっと楽に研げるだろうと思ったから。
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 使った見ての感想

ガイドは不要
1. 説明書には 刃物のガイドは、直接刃物を当てて使うように書いてあったが必要無いと感じた。刃物を前後に動かす必要がないので両手で持つだけで十分に角度は安定する。
短時間で研げる
2. 手で研ぐことを思えばあっという間に研げてしまう。とても切れの悪くなった包丁でも3分程度あれば研げるだろう。削りすぎではないかとそっちが気になってくる。
実は準備と後片付けに時間が掛かったりする
3. 作業は早いが、準備は角砥石のようにはいかない。キッチンに置いておいてインテリアになるような格好よいものではないので、別のところから持ってきて、コンセントを挿して、水桶に水を入れてセットし、、、。と、結局時間は掛かったりする。そういう意味ではお手軽ではない。何本がまとめて研ぐのが宜しかろう。片付けもその逆をするわけで、そこらが面倒といえは面倒。置きっぱなしに出来るスペースがあるのが理想である。
僅かなバリを感じ取る人間の感覚
4. 研ぎ機に付いて来るのは#1000番という目の細かさの砥石。 中砥石に相当する粗さだ。
通常はこれだけで十分らしい。たしかにトマトも切れる。が、ちょっとガザガサした感じが伝わってくる。刃先のバリが取りきれていないのかもしれない。人間の感覚もすごいものだ。
仕上げ砥石はツウっぽい
5. 仕上げ砥石というのも別売で用意されている。こちらは#6000番。より切れるようになり、長持ちするとのことで、高いが買ってみた。 研いでいるときは、いったい研磨されているのだろうかと思うほど音も振動も小さいのだが、トマトを切ってみるとバリがなくなっているのを感じることが出来た。
「仕上げ砥石は無くてもいいが、あったほうがより良い」というのはこういうことか、と納得。
砥石を取り替えたりするのは面倒だが、オヤジ的満足感を満たすには持っておきたいと満足。
仕上げ用6000番