トイシの粒の大きさ、粒度について

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粒の大きさが揃えてある

     砥石に使われる人造研磨材はその粒の大きさを何十段階にも分けており、かなり厳密に大きさを揃えてある。これはとても大事なこと。 たとえばの話をすると、 地面の砂をつかんで車のボディに擦り付けたらどうなるだろう。 当然、無数の引っかき傷が出来る。他人の車で試したらそれはもう器物破損という犯罪だ。 では、掴んだ砂から、1ミクロンから2ミクロン程度の大きさの砂だけを丁寧に集めて、それでボディを擦ったらどうなるか?  たぶん、車はツヤが出て綺麗になるだろう。少なくとも傷が付いたり、ツヤが消えたりすることはないはず。器物破損との判断も難しいだろう。

目的によって粒度が違う

 何かを切断したり、不要な箇所を削り取ったり、金属のサビ取りをしたりする場合は、粗めの粒度で、なにかの傷を消したり、目立たなくする場合には中くらいの粒度で、ピカピカに磨き上げたいときは細めの粒度と、目的によって粒度はだいたい決まってくるわけだ。

粒度はかなり細かく分けられている

JISでは、研磨材用として径約4mm~径約50μm(ミクロン)を36段階に分けてある。
また、「精密研磨用微粉」として、径約60μm~径約1μmまでを18段階に分けてある。
それと別に、「研磨布紙用研磨材の粒度」という分け方もある。

径約4mmの「約」とは

研磨材は大きな岩石のような塊を砕いて小さな粒にするので、まん丸ではない。なので、粒を測定した場合縦と横と高さが同じではないので、大体4mmであるというあらわし方になってしまうのた。

分級

研磨材の粒を揃えるための方法は、「粗流」の場合は篩(ふるい)を使う。先の4mmの粒度の場合だと、4mmの目開きのふるいで、通過した研磨材としない研磨材に分け、通過した研磨材をさらに一段細い目開きの篩にかけ、ふるいを通過しなかったものを「径約4mm」と呼ぶ。このようにして「粗粒」は26段階に分級する。 「微粉」の場合は水の中に沈めでその沈む速さの違いで分級する。筆者は微粉の分級は詳しくないので分級の話はこのへんで終わり。